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母国語が世界中で通じるってどんな感じ?英語ネイティヴから見た世界とは

something written in English

 

英語が国際的に重要になればなるほど、非英語圏の人達が感じる「英語ネイティヴだけズルイよ」問題。

これに関して今までの経験上いろいろ思うところがあるので、書きたいと思います。

 

 

 

 

当サイトには英語に関する記事が8つあります。

www.nihongodedozo.com

 

海外に興味を持って英語の勉強を始めて、留学とかワーホリとか行くとだんだん分かってくる事のひとつに

 

「日本人は他の国の人と比べて絶望的に英語に向いてない」

 

というのがあります。その原因をあえて羅列すると

 

  • 文法が全く違う
  • 母国語の発音が単純すぎて正確な発音&聞き取りが困難
  • 「恥」の文化から失敗を極端に恐れる
  • あらゆる物に日本語版が存在するので母国で英語が必要な場面が少ない
  • 近隣に憧れる様な国がほとんどなく、海外に興味がむきにくい
  • 近隣に英語圏の国がほとんどない

 

特に上から4つが致命的だと思います。

 

そもそも必要がない上に言語的な共通点もなく、聞き取れない上に文法的な失敗を恐れる・・世界最大の英語難民国家じゃないでしょうか。

ニューヨーク

日本から遥か彼方にあるニューヨークの様子。

 

そんな英語難民の日本人に、羨ましがられる3種類の人達がいます。

 

  1. 基本英語のみで育った完全なネイティヴ
  2. 母語は別の言語だけど、英語も結構使う国で育った半分ネイティヴみたいな人
  3. 英語は使わない国で育ったけど、母語が英語に似てるので習得が容易な人

 

1はアメリカやイギリス等の人達ですね。家の中ではスペイン語喋って育った、みたいな人もいます。

2はシンガポールやインド、フィリピンなど。一応ネイティブなのにかなり訛ってる人が多いです。シングリッシュは有名ですね。(↓の記事で紹介してるので聴いてみてください。)

3は主にヨーロッパの人。特にドイツ、オランダ、北欧(フィンランド除く)あたりは非常に羨ましいです。文法や語彙が英語とかなり似てますからね。

 

で、この中でも圧倒的に別格なのは1の完全ネイティヴの人達。

何しろ英語を外国語として勉強した事がないんですから!それでいてどの学習者よりも英語力が高いし、学習が非常に困難なネイティヴの言語感覚も完璧に習得している。

 

何という格差!!

 

英語があまり分からなかった頃、ペラペラと英語を喋るアメリカ人やオーストラリア人を傍から見て

 

「母国語が世界中で通じるってどんな感じなんだろう。さぞかし優越感に浸れるんだろうな。世界中の情報に自由自在にアクセスして、世界中の人と国際交流して最高の毎日なんだろうな」ってずーっと考えていました。

 

これを英語コンプレックスといいますw

でも、それから色んなネイティヴの人と話したり、自分自身が英語にそれなりに不自由しなくなるとその考えが変わってきました。

以下、自分の偏った経験に基づく、独断と偏見に満ちた文章をお許しください。

 

 

英語ネイティヴは優越感を感じているか?

 

結論から言います。イギリス人は感じていますw(もちろん全員ではない)

でも、かと言って

 

「日本人って可愛そうだよね。俺たちイギリス人は外国語なんか勉強しなくても世界中の人と話せるから最高だよ。まぁ君たちはせいぜい頑張ってくれたまえ」

とか

「君たちはいくら頑張っても訛った英語しか話せないもんねぇ。俺たちイギリス人は何も苦労してないのに完璧な英語が話せちゃうんだ。どう?羨ましい?」

 

みたいな事を言う人には、今まで2人しか会ったことがないです。(会った事あるのかよ!w)

でも大半の「まともな」イギリス人は、どちらかと言うと母国の特産品を自慢する感じ

 

「おれの国は世界共通語の発祥の地なんだ。世界中の人が母国の言葉を使ってる事を誇りに思うよ」

 

みたいなニュアンスで自慢してる気がします。

このニュアンスの違い伝わりますかねぇ。例えるなら日本人が外国に行って

 

「おれの国は自動車とマンガ・アニメの文化がすごいんだ。日本食だって世界中ですごく人気がある。母国の文化が世界中で愛されてるって嬉しいね」

 

って言う感じなんですよ。これって一種の郷土自慢ですよね。

少なくとも「優越感に浸って他の国の人たちを見下す」みたいな感じではないです。

英語で書かれた看板

タイのカオサン通りの様子。英語圏じゃないのに看板がほとんど英語で書かれている。

もうひとつ、イギリス人の英語に対する感覚が分かる話を。

英語はイギリス人にとっての「既得権」ですが、日本人にも海外に行く際にめちゃくちゃ重要な「既得権」がありますよね。

 

世界最強レベルでいろんな国にビザ無しで行ける日本のパスポートですよ。

 

つまり僕たち日本人は生まれながらにして、苦労する事なくいろんな国に行ける権利を持っているわけです。

でもそれって「ラッキ〜!」ぐらいの感覚ですよね。そのパスポートの事だけで言葉で言い表せないほどの優越感に浸って、毎日最高の日々!っていう風に思わないですよね。

 

英語のネイティヴにとっても母国語が世界中で通じる事は「ラッキ〜!」ぐらいの感覚なんですよ。

 

なぜか?彼らは非英語圏、特にアジアの人が英語を習得するのがどれだけ大変か知らないからです。

僕らも信用度の低いパスポートの国の人がビザを取るのがどれだけ大変か知らないですよね?それと一緒です。

 

ちなみに同じ英語圏でもアメリカ人は国内に海、山、大都市、砂漠など何でもあるので海外に興味がない人が多く、母語が世界中で通じる事に価値を感じる人はほとんどいないようですw

アメリカ

アメリカ人は国内にあらゆる種類の観光スポットがあるので海外に興味がない。(写真はモニュメントバレー)

英語のネイティヴは世界中の情報にアクセスできて刺激的な毎日?

 

これも結論から言うと、ほとんどの人が世界中の情報にアクセスなんかしないですw

 

確かに英語は日本語よりもはるかにたくさんの情報にアクセスする事ができます。

実際にそのメリットを享受している英語ネイティヴもたくさんいるでしょう。

 

でもそれって英語圏全体からすると、ほんの一部の人なんですよ。大半の「一般人」は日本語でも得られるレベルの情報にしか接していません。

まず日本語よりも遥かにレベルの高い量や質の情報に触れるのって、英語でも容易ではないです。日本語ってかなりレベルの高い情報収集ができますからね。

 

特にアメリカ人なんかは、普段得る情報の大半はアメリカ発でしょう。

もし明日からアメリカ国外で英語が通じなくなったとしても、アメリカ人のほとんどは全く困らないと思いますよ。

英語のネイティヴは国際交流が簡単に出来るから羨ましい?

 

これも個人的な経験上の話で申し訳ないんですが

英語のネイティヴほど国際交流に興味のない人が多かったように思います。

 

例えばアメリカ人ならイギリス人とかオーストラリア人とも言葉が通じ合うのに、

なぜかそれぞれ同じ国の人同士で固まって行動してる事が多いんですよね。

もちろん例外もありますが。

 

あくまで国籍関係なしに気が合えば友達になるし、仕事で偶然いっしょに働く事になって、話してるうちに仲良くなったっていうのが多かったです。

国際交流自体に価値を感じる、っていう人はあまりいなかった様に思います。

 

 

まとめ

 

最後に、「母国語が英語の人ってどんな感じ?」と言うのをまとめると

 

  • イギリスには本気で優越感に浸っているような人も一部いるものの、ほとんどの人は「ラッキ〜!」程度の認識
  • 大半の「一般人」は日本語と同じか、それ以下のレベルの情報にしか接しない。
  • 母国語で世界中の人と話せるって言うことを活かして、国際交流をしたい!っていう人はあまりいない。

 

こんな感じですかね。上の方にも書きましたが、これは僕の偏った経験に基づく話なので、あんまり過信しないでください。

僕が出会ったネイティブの人達が、たまたまそんな人達ばかりだっただけかもしれないですから。

 

以上、母国語が世界中で通じる英語ネイティブの話でした。

 

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