日本語でどうぞ

英語圏や中国語圏の興味深い話を日本語で。どすこいがお送りします。

日本のすぐ近くで話されてる外国語を全力で解説してみた

韓国語で書かれた看板

外国語と言われたら英語やフランス語、スペイン語などヨーロッパ系の言語ばかり頭に浮かびませんか?

最近は以前に比べて韓国語や中国語の存在感も増してきてはいますが、今だに日本人の近隣諸国への興味は低いままです。

 

「日本以外の国の人はだいたいみんな英語喋ってるんでしょ?」そう思ってる人もいるでしょう。

せっかくアジアへのアクセスがいい日本に生まれたのに、アジアの事を知らないなんて勿体無いです。

 

今回は、日本から比較的近い地域で話されてる言語の特徴を「習得のしやすさ」「習得した時のメリット」などを中心に紹介していきます。

 

 

 

韓国語

韓国の街並み

まずは日本から距離的にも言語的にも一番近い言葉、韓国語から。

 

韓国語に関してはたくさん書きたい事があるんですが、とにかく日本人にとっての一番のメリットは「習得が英語に比べて遥かに簡単」ということ。

なぜ簡単かというと、文法が日本語とほぼ同じなんですね。語順も同じだし、「〜は」「〜が」の様な助詞も日本語と同じ様に使います。

 

それだけじゃありません。韓国語は日本語と同じように中国からたくさん言葉を取り入れてるので、日本語と似た発音の単語が多いです

よく「ヨーロッパの人は母国語が英語に似てるから英語の習得が簡単」と言いますが、まさにそれを体験できるのが韓国語です。日本人は世界一韓国語の習得が有利な国民と言えるでしょう。

 

あともう一つ、韓国語のあまり語られないメリットとしては「北朝鮮でも通じる」というのがあります。

韓国と北朝鮮はもともと同じ民族で同じ言葉を喋っていたので、分断された今でもほぼ同じ言語を喋っているんですね。(タコとイカが逆の意味になってる等、方言を少し超えた違いはある)

 

なぜ北朝鮮で通じるのがメリットかと言うと、北朝鮮は今後「アジア最後のフロンティア」になる可能性を秘めてるんですね。

北朝鮮が今後どうなるかは誰にも分からないです。でも間違いなく言えるのは、現時点で北朝鮮はアジアで最も外国の企業が進出していない土地だと言うこと。

 

もし今の融和ムードが続いて北朝鮮が外国人に開かれた土地になったら、北朝鮮でも通じる韓国語の価値は何十倍にも膨らむ可能性があるんですよ。ただそれがいつになるかは分かりませんが。

 

韓国語はこんな言語↓

youtu.be

中国語(普通話)

中国の街並み

続いては中国語。

中国の標準語として使われている「普通話」は、朝鮮半島の上から台湾、香港、ベトナム付近まで、そしてシンガポールやマレーシア等かなり広大な地域で話されています。

しかもそのほとんどが“日本からすぐ行ける場所”なので、日本の近くでは朝鮮半島以外ほとんど中国語が話されているといっても過言ではない状態です。

 

もちろん北海道のさらに北ではロシア語が話されてるし、中国には普通話以外にも色々な方言が話されているので、中国語(普通話)が全てという訳ではないです。

でも中国語が分かるようになると、なんだか「アジア語」が話せるようになった気分になるんですよ。習得する前よりも胸を張ってアジアを歩けるようになった気がします。

まぁ実際はアジアでも中華圏を出るとほぼ通じないんですけどね。あくまで気分の話です。

 

中国語をやるメリットに関しては以前の記事でも書きましたね。

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ちなみに中国語(普通話)はこんな感じの言語↓ ※この子は台湾人です。

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広東語

香港の街角の広東語

続いては香港を中心に話される広東語。上で少し触れた「中国語の方言」の代表格です。

方言といっても、中国語(普通話)とは全く通じあいません。たまに似た発音をする単語があったりはするんですが、基本的には別言語。しかも普通話と比べてかなり独特の発音に聴こえます。

一度聴いてみてください。こんな感じ↓

youtu.be

少しでも中国語をやった事のある人なら分かると思うんですが、通じあう・あわないの前に発音が全然違います。普通話にはない音がかなりありますね。イントネーションもベトナム語のよう。

例えば日本語でいう「っ」の音とか、小さなKの音とか。どっちも普通話にはない音です。(そしてタイ語にはある)

 

その一方で似た発音の単語も時々あって、上の動画の冒頭だと「我」「単身」「真的」「怕」等は普通話と似た発音をしています。でも音だけだと何の話をしてるのかすら分かりません。ネイティブでもたぶん同じじゃないかなぁ。

 

広東語を日本人が習得するメリットですが、「来週から香港で10年ぐらい住む予定なんです!」みたいな状況にならない限りはほぼないと思います。

香港の観光は簡単な英語でどうにかなるし、最近の若い世代は普通話の教育を受けているので、広東語じゃなくても会話ができます。だからメリットだけを考えた場合「ない」というのが現状だと思いますね。

 

ただこの広東語は、香港や広東省近辺の人にとっては、自分達のアイデンティティが詰まった言語というか、単なる方言と思って欲しくない気持ちがあるみたいなんですね。

だからその地域の人と仲良くなろうと思ったら、広東語は必須なんじゃないかなと思います。(特に香港人)

ロシア語

ロシア語で書かれた看板

次はロシア語。えっ、ヨーロッパの言語??と思ったかもしれないですが、ロシア語は日本から最も近い場所で話されてる外国語のひとつです。

ロシア語が話されてるサハリンの南端と北海道の稚内の距離は43kmですから。韓国語並みに日本に接近してます。

 

それぐらい日本から近いところで話されてるロシア語ですが、日本語との共通点はほとんどありません。語順が比較的自由というところぐらいでしょうか。

あと日本からの距離が近いと言っても、旅行先として魅力的なのはウラジオストクぐらいしかなく、習得してもあまり使い道がないかもしれません。

 

さらにロシア語はとにかく習得が難しいです。特に文法が信じられないほど複雑で、英語がシンプルだと思えてくるレベル。

以前少し勉強してみたことがあるんですが、文法の説明を少し読んだだけで目眩がしました。眠れない夜とかに読むとよく寝れるんじゃないですかね。あれはヤバいです。

 

しっかり学ぶロシア語(CDなしバージョン)

↑この本よく眠れますw

 

メリットとしては、ロシア語を習得すると同じスラブ系のチェコ語やポーランド語の習得がかなり有利になる事ですね。東欧の旅行が一段と楽しくなるのは間違いないです。

あとロシア語を話せる日本人なんてほとんどいないので、話せるってだけでかなり特殊な人材になれます。聴いた感じもザ・ヨーロッパの言語って感じなのでカッコイイし、英語なんかよりよっぽど勉強しがいがあるんじゃないですかね。

 

ロシア語はこんな感じの言語↓

youtu.be

タガログ語(フィリピノ語)

 

少し距離が離れますが、フィリピンで話される、タガログ語にも触れておきます。

 

フィリピンといえばアジアの中でも英語が通じやすい国として有名ですよね。タガログ語はそんなフィリピンの首都・マニラ周辺で話される言語です。

フィリピンは英語圏とはいっても、英語を使うのはビジネスや教育の現場がほとんどで、普段はみんな現地語を話しています。

 

このタガログ語。英語が通じるんなら習得してもメリットが少ないように思えるんですが、実は外国語好きにはたまらないメリットがあるんですよ。

タガログ語を習得すると、西はマダガスカル、東はイースター島まで広範囲に広がる「オーストロネシア系の言語」の習得がかなり楽になるんです。 

Migraciones austronesias.png
By Maulucioni, based on previous work by Christophe Cagé - French Wikipedia/Wikipedia en français/Wikipedia en francés/Französischsprachige Wikipedia, CC 表示 3.0, Link

 

これWikipediaから拝借してきたんですが、すごくないですか?この枠内で話されてる言語、すべて同系統の言語なんですよ!

初めて知った時は衝撃を受けました。まさかハワイ語とマダガスカル語とタガログ語が同じ系統の言語だなんて・・。

 

なぜこんなに広範囲に広がったかというと、彼らの祖先(オーストロネシア族)はかなり発達した航海技術を持っていて、ずっと新天地を求めて海上を旅していたそうなんですね。

その結果、同じ系統の言語がこれだけ広範囲に散らばる事になったんだとか。

 

いや、それにしても散らばりすぎでしょう。大陸間に点在する島々のほとんどがオーストロネシア系になってるじゃないですかw

ちなみにオーストロネシア族の一部は日本にも到達していて、日本語の発音にも影響を与えたと言われています。

 

タガログ語はこんな言語↓

youtu.be

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他にもまだあるんですが・・

 

以上、日本の近くで話されてる言語を全力で紹介しましたが、どうでしたか?何かの参考になりましたか。

 

他にもモンゴル語やベトナム語、中国語の方言だと上海語、台湾語、客家語など、日本近郊の言葉はまだまだたくさんあるんですが、正直それらの言語はあんまり知らないので興味ある方は自分で調べてみてください 笑

 

ちなみにモンゴル語は日本語と文法が似ていて、ベトナム語は発音が最強に難しいらしいです。

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