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不法就労の外国人2000人が一気に逃亡。タイで一体何が起きてる?

経済発展著しいタイ。特に首都のバンコクは、インドシナ半島の中心都市として猛烈な勢いで発展中。まだまだ発展途上地区ばかりのインドシナ半島の中で唯一、先進国の様な暮らしが出来る都市となっています。

 

バンコク都心部

 

これだけ発展するとタイ全土のみならず、隣国のミャンマーやカンボジア等からもどんどん人が集まってきます。しかしみんながみんな就労ビザが取れるはずもなく、不法就労が横行しているようです。こんな記事が出ていました。

 

coconuts.co

 

「不法就労摘発強化で労働者2000人以上が逃亡」という記事。

 

一週間で2000人が「逃げた」 

 

先週一週間だけで2000人以上のミャンマー人やカンボジア人の不法就労者がタイから「逃げた」そうです。

 

逃げたという事は、正式に出国手続きをして出国したんではなく、国境の川を泳いで渡ったり、密入国を手助けしている集団にお金を払ったりして、どうにか抜け出したという事ですね。島国の日本ではなかなか想像できません。

 

なぜ彼らは急にタイから逃げなければならなかったのか?それはタイ政府が6月17日から、新しい「外国人労働者を管理するための法令」を出したからなんです。

 

タイ政府が出した新しい法令

 

その新しい法令の内容とは・・?


簡単に説明すると「今日から120日間は逮捕しないから、その間にちゃんと労働者として正式に登録するか、パスポートやビザを取得しなさい。それが出来なければ即逮捕で罰金2000バーツ〜100000バーツ(約6000円〜300000円)ね。刑務所に5年ほど入ってもらう可能性もあるよ」というもの。

 

最高30万円なんて・・。カンボジアやミャンマーから来た出稼ぎ不法就労の人達が払えるはずがありません。就労ビザを取るのもかなり難しいでしょう。

という事で猶与期間の間にみんな逃げる事にしたんですね。

 

タイとラオスの国境の川

 ↑タイとラオスの国境の川。参考までに。

 

新しい法令を出すに至った理由

 

政府によると、新しい法令を出すに至った理由は、外国人労働者の数を制限してタイ人の雇用を促すのがひとつ。その他にタイとミャンマーの国境付近で、密入国や人身売買が年々増えてきているのが問題になっていて、それを抑制する狙いもあるようです。

 

しかしそこで困ったのが、不法就労の彼らを雇ってビジネスをしている雇用主達。

 

雇用主にとっても大打撃

 

現在タイの工場等ではかなりの数のミャンマー人やカンボジア人が働いていて、その中には不法就労で働いている人がかなりいるのが現実。しかもそういった人達は安い給料でも働いてくれるので、雇用主側も不法就労を黙認してどんどん雇って来ました。

そして今ではそんな出稼ぎ労働者は、タイの様々な産業を支える屋台骨となっていて、もはやなくてはならない存在になっているんです。

 

入出国管理の責任者「雇用主達は、今ヒヤヒヤしてると思いますよ。自分たちが罰金を払わされる可能性がありますからね。」

 

雇用主への罰金は不法就労者本人よりも遥かに高い40万バーツ〜80万バーツ(120万〜240万円)。せっかく安く不法就労者を雇ったのにこんな高額な罰金を払わされたんじゃ元も子もありません。

毎月6000〜7000人のタイ人が職を求めて求人を見ているようなので、彼らを雇って欲しいとの事です。


タイでは先日バンコク都(バンコクは東京と同じ「都」)が都内の屋台を2017年中に一掃すると発表する等、先進国に少しでも近づけるようにいろいろと施策を実行しているようですね。

 

バンコクの屋台の様子↑バンコクの屋台の様子。もうすぐ見れなくなるかも?

 

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